大人も麻しん(はしか)にかかります!
海外旅行等を計画されている方は特に注意を!
近年、海外旅行から帰国して麻しん(はしか)を発症した方を発端とした集団感染が起きています。
また、関西方面を中心に麻しん患者数の増加が報告されています。
感染力・症状について
麻しん(はしか)は感染力が非常に強い感染症です。
麻しん(はしか)の免疫を持っていない集団で1人が感染すると、12~14人に感染すると言われています。(インフルエンザは1~2人)
感染した場合、風邪のような症状が続いた後、高熱と発疹などの症状を示し、免疫がない人が感染した場合、ほぼ100%発症し、なかには重症化する場合があります。
麻しん(はしか)を予防するために…
麻しん(はしか)は感染力が大変強い病気で、一般的なマスクの着用及び手洗い・うがいは、麻しん(はしか)に対する感染予防効果が期待できません。
そのため、予防接種が唯一の予防方法といえます。麻しん(はしか)は予防接種を必要回数接種していれば、感染する可能性は、予防接種をしていない人と比べるとはるかに低くなります。
ワクチン未接種の方や麻しん(はしか)に罹ったことがない方が麻しん(はしか)の患者に接触した場合、72時間以内にワクチン接種をすることも効果的であると考えられ、また、接触後5,6日以内であればガンマ・グロブリンの注射で発症を抑えることができる可能性があります。しかし、安易に取れる方法ではありません。
(詳しくは医師とご相談下さい)
麻しん(はしか)に特効薬はなく、感染を予防するには予防接種を受けることが唯一の手段となります。
麻しん(はしか)の定期接種の対象者は接種を受けるようにしましょう。
特に、海外に渡航される場合は、必ず予防接種歴を確認し、必要な予防接種を行いましょう。
麻しん(はしか)の定期予防接種対象者について
以下の年齢の方は、予防接種法に基づき無料で麻しん(はしか)予防接種を受けることができます。
対象者 |
接種回数 |
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1期 |
生後12~24月に至るまで |
1回 |
2期 |
5~7歳未満 (小学校就学前1年間:小学校に入学する前年の4月1日~ 小学校に入学する年の3月31日まで) |
1回 |
麻しんについてより詳しい情報はこちら(厚生労働省ホームページ)
問い合わせ先:保険健康課(820-1504)、保健センター(885-3131)