浄化槽の設置について

更新日:令和4年6月25日

快適な生活と美しい環境を守る浄化槽

川、湖、海などの汚れの原因になる大半が、家庭からでる生活雑排水といわれています。生活雑排水の未処理放流は、環境保全の上で深刻な問題となっています。

そこで、大切な自然環境を守り、生活環境を保全するため汚水を処理し、きれいな水を取り戻すことが必要となりますが、その処理方法として浄化槽が注目されています。

 

      • ここでいう浄化槽とは、合併処理浄化槽のことを指します。

単独処理浄化槽は、し尿以外の排水(台所・風呂・洗たくなど)を処理しないため、合併処理浄化槽に比べ8倍も汚れた水を放流することになります。

単独処理浄化槽は、平成13年4月から原則禁止となっていますので、設置されているかたは 合併処理浄化槽への設置替えに努めてください。

 

浄化槽って?

浄化槽は、台所やお風呂の生活雑排水をし尿とあわせて処理できる施設です。汚濁物質量(BOD量)の除去率は90%以上で、下水道の二次処理と同程度の処理が可能です。

BOD(生物化学的酸素要求量):

水中の有機物が微生物の働きで分解されるときに消費される酸素量。数字が大きいほど水の汚れが大きいことを示す。

自然環境を守る浄化槽のイメージ図

 

浄化槽の利点は?

  • わずかなスペースがあれば、短期間で設置することができます。
  • 建物の大きさに応じて製品を選ぶことができ、認定工場で生産される強化プラスチック製(FRP)なので強度・耐久性に優れています。
  • 生活雑排水の汚れが10分の1に減り、きれいな水に処理されるので安心して流せます。
  • 水洗化により、快適な生活ができます。
  • 補助制度があり、個人負担が軽くてすみます。

きれいにして排水イメージ図

 

浄化槽の管理について

浄化槽は、微生物の働きを利用して汚水を処理する装置ですから、微生物が働きやすい環境を保つように維持管理を行なうことが大切です。

浄化槽を管理(設置)されている皆さんは、浄化槽で確実に排水をきれいにするために、保守点検、清掃、法廷検査を定期的に実施することが、浄化槽法で義務付けられています。

 

  • 保守点検

機械の点検・補修や消毒剤の補給。登録業者に委託します。

  • 清掃
槽内に溜まった汚泥の抜取り作業。市町村の許可業者に委託します。
  • 法定検査
浄化槽使用開始後3~8ヶ月の間に行う水質検査と、その後は毎年1回、都道府県知事が指定した検査機関の実施する法定検査を受けなければなりません。

補助金制度について

坂町では、浄化槽を設置される場合、一定の要件に該当すれば、設置経費に対して補助金を交付いたします。

(要件)

下水道事業認可区域外であって、10年間以上下水道事業認可を得ない区域において、専用住宅、併用住宅に浄化槽を設置されるかた

 

補助金交付の流れイメージ図

 

人槽区分

補助限度額

5人槽
332,000円
6~7人槽
414,000円
8~10人槽
548,000円

 

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