令和6年度当初予算編成方針

更新日:令和5年10月30日

令和6年度当初予算編成方針

 近年は、平成30年7月豪雨からの復旧や新型コロナウイルス感染症対策、さらには、物価高騰への対応に傾注してきましたが、復旧は、今年度で概ね完了の見込みとなり、また、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行に伴い、感染者の行動制限がなくなるなど、平時の状況を取り戻しつつあります。しかしながら、物価高騰や円安の影響は根強く、本町を取り巻く経済状況は、厳しさを増しています。

 こうした状況を踏まえ、今後は、本格的に復旧から復興へと舵を切り、復興への象徴であるベイサイドビーチ坂の物販飲食施設オープンを契機として、この勢いを止めることなく、復興に向けて歩みを進めていく必要があります。

 令和6年度は、物価高騰対策はもとより、被災から人口減少が続く小屋浦地区の活性化に向けた取組を強力に推進し、また、デジタル技術の活用や循環バスの利便性向上など、行政水準の更なる向上に向け、積極的に施策を展開していく必要があります。

 一方で、町財政は、物価高騰対策への多額の一般財源の投入や高齢化による社会保障費の増加が避けられない中、災害復旧事業債の償還や道路・海岸保全施設整備をはじめとするハード事業など、今後も多額の財政需要が見込まれており、依然として厳しい状況にあります。

 このため、令和6年度の予算編成にあたっては、費用対効果と財源確保を常に念頭に置き、革命的な発想の転換により、各種施策の展開を図ってください。

 限られた財源での厳しい予算編成となりますが、本町の歴史ある文化を親から子へ、子から孫へと伝え、持続可能な坂町であり続けるため、全職員が一丸となって予算編成に取り組んでください。

※ 予算編成方針とは、次年度の予算を編成するにあたっての基本的な考え方や編成上の留意事項を庁内に通知するものです。