物件登録No.R02-小020（小屋浦二丁目）小屋浦の風の通り道

小屋浦地区は、坂町の南部に位置し、呉市に隣接している地区です。
広島市や呉市の市街地に行くときには、瀬戸内の島々が浮かぶ景色が続く海岸線と並走する国道31号やJR呉線を利用します。
こちらは、小屋浦駅から徒歩2分に場所にある築54年の物件です。

この物件は、小屋浦地区に住まわれていたオーナーが別宅として購入され、趣味の時間を過ごす場所として利用されていました。
私が初めてこの物件を訪れた時、庭には松などの植栽や池があり、裏庭には鉢植えが並べられ、海を眺めることができる２階には、窓辺にいすが置かれていました。
前オーナーは、きっとこの場所で、木々の動きで風を感じ、海と空のコントラストで季節の移ろいを感じながら、何か作業をされていたのではないでしょうか。
なお、坂町空き家バンクあるあるではありますが、この物件も敷地内への車の進入はできません。
でも、車が侵入できるほうが良いかどうかは人それぞれ。
あのめいちゃんやさつきちゃんたちだって、家に車が横付けできなくたって楽しく生活してましたもんね。
自然と家まで歩くことが多くなるので、ご近所さんと顔を合わせる機会が増えてきます。
坂ぐらしの人たちは、知らない人でも通りすがりの挨拶があることはご存じのとおり。
声を掛け合う機会が増えれば良好な関係をつくることができますし、もしもの困ったときに助け合う関係を築くこともできます。
そういった近隣との関係が良好になりやすいのは、市街地近郊、坂ぐらしのメリットだと思っています。

平成30年7月、西日本には未曽有の災害となった豪雨が発生。
この豪雨災害は、坂町小屋浦にも、住民の心とくらしに大きな爪痕を残しました。
現在、被災前よりも安全・安心に生活できる環境を目指した取り組みが、行政や地域、住民、関係団体の手により進められており、少しずつ少しずつ、地区で暮らす人たちも元気を取り戻しています。
もしかすると、これからあなたが小屋浦で始める生活と新しいことが、小屋浦地区のさらなる元気につながるかもしれません。
今、みんなが一丸となって前に進んでいます。
ぜひ、一緒に、はじめませんか「すぐそこ、坂ぐらし。」