ラグビーでみんなHappiness!
今年も青々とした草木が美しい季節となりました。
プロ野球やJリーグも開幕し、緑輝く芝生の上で、これからどんなドラマや展開が待っているのか楽しみですね。
さて、ここ広島県坂町にも、このまちに本拠地を置いて活動している「中国電力レッドレグリオンズ」というスポーツチームがあります。
今回は、中国電力のラグビー部として活躍中の「レッドレグリオンズ」をご紹介します。
レッドレグリオンズというチーム名は、躍動感を表す「赤」と、しし座の中で最も明るい星「レグルス」、力強い「ライオン」を組み合わせたものです。
レグルス(ラグビー部)と、その周りでしし座を形成する星々(チームに関わるすべての人々)が固い絆でつながることにより、獅子(ライオン)のように強くなるという、チームが目指す姿を表しています。
ラグビーといえば、平成27年にイギリスで開催されたワールドカップで、桜のエンブレムのユニフォームを身に纏った五郎丸選手の独特なポーズや、南アフリカ戦での歴史的勝利などに、日本中が沸きあがったことが記憶に新しいところですね。
平成31年には、日本でワールドカップが開催されますので、ラグビー界の更なる盛り上がりが期待されます。
ラグビーも、野球やサッカーなどのように、全国から16のチームが参加している「トップリーグ」という1部リーグがあります。
レッドレグリオンズは、その「トップリーグ」の2部リーグにあたる「トップチャレンジリーグ」に所属しています。
「トップチャレンジリーグ」には、8チームが参加しており、同じく広島県に本拠地を置く「マツダブルーズーマーズ」も所属しています。
この度は、レッドレグリオンズの練習場所である「中国電力坂スポーツ施設(中電グラウンド)」を訪問させていただき、選手の方からお話をお聞きすることができました。
事業所での勤務後、練習が始まるまでの時間に軽めのもぐもぐタイムを終え、対応してくださったのは、みかけのゴツさとはウラハラに、とてもやさしい口調の松永浩平キャプテン。
(練習風景写真の黒いシャツ、白いパンツの選手です。)
レッドレグリオンズの選手は、それぞれ仕事と両立しながらラグビー活動をしています。
また、所属する選手のうち、独身の選手は、坂町の平成ヶ浜地区にある寮に居住されており、松永キャプテンもその一人です。
早速、坂町アンバサダーとして、松永キャプテンに坂町の住み心地を伺ってみると、「素直な感想でいいですか・・・」と前置きの後、「すごく住みやすい。ベイサイドビーチ坂には気軽に日焼けしに行けるし、ビーチで大運動会をやった年もあった」と、海が近くにあることなど、坂町のことがすごくお気に入りという感想をいただきました。
寮での坂町生活が心地よく、そのまま近隣のマンションを購入され、坂町に定住された選手OBの方もいらっしゃるそうです。
現在、坂町役場が建っている場所の周辺には、かつて中国電力の火力発電所がありました。
この火力発電所が廃止され、跡地の有効利用として運動場で使われるようになり、その後、平成ヶ浜地区の埋立地に移設されたのが、現在の「中電グラウンド」です。
ここは、坂町のイベント「広島ベイマラソン大会」や「悠々健康ウオーキング大会」の発着点としても、坂町民にとってもおなじみの場所です。
ルールもよく調べず、ラグビーの試合もきちんと見たことがないまま取材をさせてもらいに行った私ですが、松永キャプテンに観戦方法のコツをお伺いしたところ、ラグビーを楽しむには、ルールはわからなくても、まずは見に行ってみることが一番の近道だとのこと。
広島県内の試合会場は、観客席とグラウンドが近く、鍛えられた生身同士がぶつかり合う音、スクラム、パス回し、ゴールキックなどの迫力を楽しむことができ、いいタックルや、ボールがディフェンスラインを抜けたときには、観客席にどよめきとともに熱が入るそうです。
また、レッドレグリオンズの特徴のひとつとして、現在在籍している選手全員が日本人ということがあります。
ラグビーのリーグにおいても、体格の大きい助っ人外国人が認められているなか、比較的体格が小さめの日本人だけのチームで戦うということは、レッドレグリオンズの選手のモチベーションのひとつにもなっているそうなので、観戦時には、ここも注目ポイントです。
(昨年、外国人選手の多い釜石シーウェイブスRFC戦での勝利は、選手・スタッフも感動したそうです。)
「中国電力レッドレグリオンズ」と「マツダブルーズーマーズ」との試合は、リーグ戦を含め、年間3回程度行われていますが、「広島ダービー」と呼ばれ、地元企業同士の試合なので、広島県民にとっては感情移入もしやすく、広島出身の選手も多いことから、最も盛り上がる試合となっています。
ちなみに、「マツダブルーズーマーズ」の本拠地は安芸郡府中町にありますが、練習場所は坂町の鯛尾地区にもあります。
なので、気分は「坂ダービー」だと思って、試合を見に行くのもあり!だと思います。
昨シーズンは、トップチャレンジリーグで6位という成績で、トップチャレンジリーグに残留しましたが、今シーズンは4位以内に入り、トップリーグへの入れ替え戦にチャレンジするという目標を掲げるレッドレグリオンズ。
選手、スタッフは、チームに関わる人みんなを笑顔にしたいという想いから「Happiness」を合言葉にラグビーに携わり、目標に向かっているそうです。
まずは見に行ってみることから!百聞は一見にしかず!
レッドレグリオンズの試合は、平成30年6月10日、コカ・コーラウエスト広島総合グランド(広島市西区観音新町二丁目11-124)で開催される「広島ラグビー祭」で観戦できます。
坂町内では、6月30日、中電グラウンドで開催されるJR西日本レイラーズとのオープン戦で観戦できます。
今回お話をお伺いした松永キャプテンはもちろん注目選手ですが、松永キャプテンに注目選手を挙げてもらったところ、森山選手の若くて熱いプレーをぜひ見てほしいとのことです。
みなさん、ぜひ森山選手を覚えてくださいね。
「ボールは前に投げてはいけない。」
「ボールを落としてはいけない。」
「パスをもらったら、ボールを持って相手を追い抜く。」
とりあえず、これだけ覚えて試合を見に行って見ませんか?
ぜひ、試合会場で一緒に応援しましょう!
(中井 佑輔)