男気あり、雅あり
今年も坂八幡神社秋祭りがやってきました。
毎年、10月の第2土曜日の夜と日曜日に開催されるこの祭り、
言葉で表すとスケールが小さく伝わりそうで、難しい・・・。
しかし、坂町の魅力がギュッと詰まっているこの祭りを伝えねばという思いで記事を書きあげます!
この祭り、男気を感じずにはいられない。
まずは、頂載(ちょうさい)。
男性陣が威勢よく掲げ、投げ落とし、左右に何回もシーソーのようにガタンガタンと覆します。その荒っぽさが勇ましい。
実は、この中には、小学生の男の子が乗っており、ひたすら太鼓をたたいています!
落とされても揺さぶられても、ひたすらたたき続けます。
小さくても坂町男子は男気あるので。
次に太い縄で引っ張られて登場するのは、屋台(やたい)。
鳥居すれすれで通過するので、ドキドキ感たっぷり。
続いて、ほら貝の音とともに現れたのは、曳舟(ひきふね)。
うねりながら神社の階段を登ります。
漁師町の心意気に圧倒され、観客もちょっと興奮状態に。
そして、獅子舞。後ろに稚児を従えて、笛の音とともに、ゆっくり階段をくだる姿は、雅でした。
また、今年は、新たに子供神輿が奉納されました。
坂小学校5年生が、神輿を担ぎ、坂町の文化を受け継ぐ姿に、
胸がギュッと熱くなりました。
観客での参加でしたが、エネルギーを吸い取られ、心地よい疲労感に包まれ、本日の取材終了。
来年の秋祭りに、「日帰りなさいませ坂町へ」。
(縫部 未来)